【奈良】大正時代の建物をリノベーションしたカフェ「工場跡事務室」

小学生の修学旅行ぶりにゆっくりと奈良観光。わたしの旅の醍醐味といえばカフェ巡り!今回訪れたのは、1925年(大正14年)〜1980年(昭和55年)まで、工場として使われていた『工場跡事務室』。

乳酸飲料「フトルミン」を製造・販売していた工場。閉鎖してから30年は休止状態でしたが、年月を経てリノベーションし、2009年(平成21年)にカフェとしてオープンしたのだそう。

東大寺のすぐ近くにあって、奈良公園にも徒歩圏内。入り口を抜けると、どこか懐かしさを感じる古きよき空間に、ぐっと引き込まれます。

最近こぞって古民家やリノベーションされたカフェや建築に目がないのは、わたし自身とても興味があるから。実際に、和歌山の田舎にある祖父母の古民家をいつかリノベーションしたいなぁなんて思っています。

ランチに『ピザパン』と『和紅茶』をいただきました。(のちに食べ歩きしようと思い軽食に笑)わたしは珈琲よりも断然紅茶派。本当に美味しくて、この日は晴れていたものの気温が低くて、冷えた体にとても沁みました。

お店を出て味のある看板を眺めていると、偶然店主が通りかかって、「この端材も建物に使われていたものを再利用したんです」と声をかけてくれて。

プライベートや仕事で、今までたくさんのお店に足を運びましたが、やっぱり記憶に残る瞬間って店主や店員さんの雰囲気や温度感で変わってくる気がする。

多くを語るわけではなく、そっと一言添えて「それでは、また」とお店に戻られて。凛とした人で、人柄もお店へのこだわりも素敵だったな。

奈良公園を散歩しながら桜を見たり、小学生ぶりに東大寺に行ったり。たくさん歩いて、たくさんの鹿と戯れた日でした。またゆっくり寺院巡りをしたいなぁ。