日々、旅に出る〝きっかけ〟を探している。昔ふとどこかで見たものや感情をなるべくノートに書き留めていて、旅に出るきっかけを探すヒントにしている。今回は、ひとつの景色を見に行きたくなり、初の東北地方へ上陸。
まずは、仙台空港から福島県へ。訪れた2月中旬は大雪の被害が多く、この日も交通機関に影響が出ていて駅は大混雑。
旅の拠点は福島市。東北地方だけじゃなく東京方面にも高速バスが出ているし、駅周辺も栄えていて、便利な街だな〜と実感。
どこぞやで「福島は何もない」って耳にすることが多かったけど、「いやいや、めちゃくちゃ都会ですやん!」と思う。
1日目は、飯坂温泉街を散策。日帰り温泉がいくつもあって、ゆったりとした時間が流れてた。好きだな〜こういうどこか懐かしく感じる場所☺︎
日帰りで銭湯に寄りたかったけど、この日は雨が降ったり雪が降ったりで、かなり冷え込みが厳しく……。湯冷めしてはいかん!と次回のお楽しみにおいておくことに。
無料の足湯もたくさん設置されてるから、見つけるたびに足元を温める!寒いからか、お客さんが居なくて貸切状態だった。
1ヶ所目に入った足湯はとんでもない熱さで、数秒浸かるのも大変だったけど、2ヶ所目はぬる過ぎて足が冷えたり、足湯によって温度がバラバラなのも面白かった。
足湯で温まった後は、お腹がペコペコで食事をするため「飯坂温泉」の目の前にある「oncafé (オンカフェ)」へ。
店内は、懐かしいストーブが置いてあったり、レトロなインテリアで温かい雰囲気。
体の芯から冷えていたから、スパイスの効いたスープカレーを注文。おいしかった!
ランチタイムが終わってどこも閉めっていたから、食事ができて嬉しかった。
その後は、偶然通りかかったケーキ屋さん「ひふみ堂」。小さなお店だけど、地元の方から観光客まで訪れているそう。
昨今の物価高にも関わらず、ケーキ全品100円には驚き!ミニサイズではなく、しっかりと一人前。
ホテルまで我慢できず、帰りの電車に乗る前、駅のベンチでいちごのショートケーキとチーズケーキをがっつきました。笑
2日目は、福島市内から高速バスで会津若松へ日帰り旅。のはずが、大雪の影響で高速バスは運行しているものの、市内を循環するバスが出ていなくて観光断念!
冒頭でお話しした見たい景色のひとつとは、雪景色に包まれた冬の「大内宿」。はるばる来たから、なんとか辿り着けないかな……と、調べるも最寄りまでの電車も止まっていたし、どうしようもなく泣く泣くUターン。
実際、高速バスの車内からも大雪で視界が悪く、運転手さんも怖いだろうけど、わたしもヒヤヒヤするほど怖かった。
旅中に出会う人や偶然に運があると自負しているけれど、今回みたいな物足りない旅もまたいいかな。「また次に来よう」と思えるから、それでよし^^
そう思いながら旅路につこうとしたら、前から歩いてくる人が必死に写真を撮っていて。同じ方向を振り返った先の景色が気になって、肉眼で見れる場所までひたすら歩いてみたら、雪化粧した山がくっきり。この旅中に撮った写真の中で、一番のお気に入り。
この時、「次、福島に来る時は、雪が溶けた頃に五色沼に登山に来ようか」とふと思った。今年はアウトドアにチャレンジしたいと思っていたから、またひとつ新しいきっかけができた☺︎
年が明けてから、目の前で起きる色々な出来事に、心も体も追い付かずボロボロ。心がぽっかりと空いてしまう毎日を繰り返して、HSP気質も過去最大に酷かった。
暗いトンネルの中をずっと走っているように感じるけど、ずっとここに居続けるわけにもいかず、無気力の中の奥底にある〝小さなきっかけ〟を見つけて、旅にでてよかった。